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滝鼻オーナーにインタビュー「東京ドーム屋根外し天然芝にが巨人の理想」

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巨人・滝鼻卓雄オーナーがインタビューに答え、今季の敗因分析などを中心に幅広く語った。同オーナーはこの中で、故障者が相次いだ原因のひとつとして、東京ドームの人工芝を指摘。屋根のない天然芝の球場を本拠地の理想とする見解を示した。また、チーム再建のためスカウト陣の強化を訴えたほか、今季限りで退団の意向を表明した桑田真澄投手の「メモリアルゲーム」についても明かした。
 ―今年の最大の敗因はけが人だと思います。オーナーの考えは?
「主力選手のけがが大きな原因を占めているのは間違いない。投手でいえば、4月のはじめにローテーション投手の高橋尚が抜けて、その次に上原でしょ。前から爆弾は持っているとしても、ヒサノリとほぼ同時期に離れた。野手はキャプテンの小久保。打撃や守備もそうだけど、ナインの精神的柱だったからね。ヨシノブはダイビングでけがをした。いずれもチームの軸になる選手が、相次いで、時を同じくして離脱した。だれも予想していない事態だった。1年を通して1人か2人はあるけど、この状況はまったく考えていなかった。誤算というよりはなんていうのかね。誤算以上の誤算なのかね。一番大きな痛手だった」
 ―大きな連敗もあった。
「先発ローテ投手が2人不在で阿部の離脱もあった。ヨシノブ、小久保、阿部と主軸3人がいなくなった。8、10、9連敗と長期連敗が3つあった。これを追いつくのは大変だよ。これが一番大きい。惨敗の原因であることは間違いない」
 ―けが人といえば、東京ドームの人工芝にも問題がある?
「芝がかたくなっているのは、開幕前に数人の選手から話があった。故障と芝生の科学的な因果関係はわからないが、ひとつの要因であることは間違いない。(6月に)緊急工事をして柔軟性のあるものにしたが、東京ドームに対しては屋根を外せ、天然芝にしろ、と言いたいぐらいだね。球宴前、監督と会った時に『試合前に走らせたいが外野に土がない』という要望があったので、今は近所の公園で走っている。それも応急措置なんだけど」
 ―東京ドームはイベントも多い。
「試合の合間合間にイベントをやるでしょ。コンサートとかね。早く練習に来た選手に聞いた時にコンサートの翌日は白い空気が下にたなびいていると言っていた。ものすごく空気が悪いとね。プレーボールの時は消えているけど、練習の時に空気が白濁しているという。前夜の余韻だよね。何とかならないか、と言われたよ。東京ドームに聞いたらそんなことはないというが、選手が言うんだから。ジャイアンツのゲームの前日にイベントやって跳んだりはねたりしたら、芝がおかしくなる」
 ―来季、けが人を減らすにはどうすればいい?
「毎日のトレーニング、故障に強い体をつくる。それしかない。巨人はいつも注目され、プレッシャーを受ける。同じようなミスをやっても新聞、テレビで目立つ。それは巨人の宿命。体力的にも他の球団より強じんな肉体をつくらないといけない。それには練習量しかない。環境づくりはお金をかければできるけど、それ以上に必要なのは、選手個人個人が、オレはジャイアンツの選手なんだ、途中で休むことがあったらだめなんだ、一歩でも二歩でも他の選手より先に成長し練習を多くするんだ、そういう自覚を持ってもらいたい」
 ―精神面の強化も必要。
「そう。神経の太い選手でなければつとまらない。プレッシャーに弱くては困る。そういうことを若手の選手に望むし、育成をする首脳陣にも強く希望します。それに耐えられないような選手はジャイアンツから去ってもらうしかない。素材がよくても、強い肉体と強い精神を持たないと、ジャイアンツにいることはできないんだ、と自覚してもらいたい」
 ―そういう選手を作るためには?
「やはりスカウトの力が大きい。スカウトは観察力を強化しなければいけない。お金がある、人気がある、ということに、長い間安住し過ぎていたために、向こうからやってくるだろうと思っていたんじゃないかな。今はそれでは通用しない。自分で探してコツコツ全国くまなく歩いて、いい人材を見つける努力をしないと。スカウトは365日やらなければだめだろう。強化するためには入れ替えをやると思うよ」
 ―桑田問題について。
「桑田が巨人をやめたいっていうんだから、彼の意思は尊重する。あのあと間接的だけど、桑田のほうから『オーナーにおわびします』という連絡はあったよ。監督にも言ったんじゃないかな。ホームページに書くのはいいけど、その前に一言ないといけない」
 ―“メモリアルゲーム”の話も耳にしますが。
「最後のメモリアルに出るか出ないかということでは『桑田はAクラス入りがかかるときに、私が出ていいんですか』という言い方をしている。それはその通りでね。だから、そういうことが関係ないような状況になったら、メモリアルでもいいかな。巨人で173勝したピッチャーは最近ではそういないよ。それが退団する時に何もないのは寂しいじゃないか」
 ―もう一人の大物、工藤に関しては?
「工藤は3勝してるからね。工藤のことはまったく白紙で、それは監督、コーチ、フロントに任せている。工藤はまだ野球がやりたいんだろうなあ。野球小僧がそのまま大人になったような感じだからね。それを首脳陣がどう評価するかということに尽きる。ここで私が軽々に言うと、話だけが独り歩きするので」
 ◆滝鼻 卓雄(たきはな・たくお)1939年8月14日生まれ。東京都出身。67歳。慶大法学部卒。63年読売新聞社入社。90年社会部長兼法務室長。96年総務局長。98年取締役社長室長。2002年グループ本社取締役、東京本社専務取締役総務・広報担当。03年東京本社取締役副社長・編集主幹。04年1月、東京本社代表取締役社長・編集主幹。同年8月13日に巨人軍オーナーに就任した。
 ◆米メジャーの球場変遷 1965年、メジャーで初めての屋内球場となるアストロドームが完成したが、天然芝が育たず、翌66年に人工芝が導入された。これがメジャー初の人工芝球場となった。その後、89年に世界初の開閉式人工芝ドーム球場、ブルージェイズのスカイドームが完成するまで、最大11球団が人工芝を使用していた。
が、人工芝と選手の故障の頻度との間に因果関係があるとの指摘を専門家から受けるなど、問題となり、92年にオリオールズが屋外で天然芝のオールドスタイル・カムデンヤーズ球場をオープンさせ、これを機に人工芝の球場を本拠地としていたパイレーツ、レッズ、フィリーズなどがオールドスタイルの球場を造り始めた。98年には、「史上最高の傑作」と言われた、開閉式天然芝ドームの球場を、ダイヤモンドバックスが建設(バンクワン・ボールパーク=現チェイス・フィールド)。マリナーズ、ブルワーズもこれに倣い、現在、メジャーの人工芝球場はブルージェイズ、ツインズ、デビルレイズの3つだけとなっている。
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