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PRIDEの元エース桜庭、HERO’Sへ電撃移籍

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PRIDEのスター選手だった桜庭和志が、ライバルの総合格闘技イベントHERO’Sへの電撃移籍を表明した。早ければ、8月に行われる大会に初参戦する。
 今月3日、東京・代々木第一体育館であったHERO’S。覆面をかぶった桜庭が、リングに上がった。この時は正体を明かさず、翌4日、会見で移籍を発表。「HERO’Sは色々な選手がいて楽しそうと思った」と話したが、移籍理由を多くは語らなかった。
 中大レスリング部出身の桜庭は98年からPRIDEに参戦。グレイシー一族のホイラー、ホイスを相次いで破り一躍脚光を浴びた。トーナメントのGPシリーズなど、PRIDEには欠かせない存在だった。
 だが、桜庭は3月末、これまで所属していた高田道場を離れ、フリーの格闘家になった。移籍を決断したのは、5月に入ってからという。「PRIDEには感謝の気持ちしかない。両方のリングに上がりたい」と話す。
 一方、PRIDE側は動揺を隠せない。5日に大阪ドームであった無差別級GP開幕戦終了後、運営会社DSEの榊原信行社長は言った。「桜庭選手を家族のようなものと思っていた。僕個人は裏切られた思い」。開幕戦パンフレットの広告などには、桜庭の写真がまだ大きく載っていた。
 電撃的に見えた移籍騒動。インターネット格闘技マガジン「BOUT REVIEW」の井田英登編集長は「年齢的にも格闘技キャリアの最終コーナーに差し掛かった桜庭が、もう一花咲かせようと、新天地を考えたと思う」と背景を分析する。
 PRIDEのエースとして君臨していた桜庭だが、最近の戦績は下降線だった。ヴァンダレイ・シウバには3連敗。昨年のミドル級GPも2回戦で敗れた。
 井田氏は「85キロ級の目玉が少なかったHERO’Sにとって、人気のある桜庭選手の移籍は大きなインパクトになる」と話している。
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