2005-10-28(Fri)
堤義明被告、懲役2年6月・執行猶予4年…東京地裁

西武鉄道株の名義偽装事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、インサイダー取引)の罪に問われたコクド前会長・堤義明被告の判決が東京地裁であり、栃木力裁判長は堤被告に懲役2年6月、執行猶予4年、罰金500万円(求刑・懲役3年、罰金500万円)を言い渡した。
同法の虚偽記載の罪に問われた西武鉄道は罰金2億円(求刑・罰金2億円)、インサイダー取引の罪に問われたコクドは罰金1億5000万円(同1億5000万円)とした。
堤被告らは6月の初公判で起訴事実を認めていた。
起訴状などによると、堤被告は西武鉄道元社長(自殺)と共謀し、2004年6月、西武鉄道の同年3月期の有価証券報告書に、コクドが実際には同鉄道の株式の64・83%を保有していたのに、43・16%と過少に記載して関東財務局長に提出。同年9月には、取引先に虚偽記載の事実を説明せず、コクドが保有する西武鉄道株1866万株を取引先10社に約216億5800万円で売却した。
西武鉄道は同年10月、虚偽記載を公表し、堤被告がコクド会長を含むグループの全役職を辞任。東京証券取引所は同年12月に同社株の上場を廃止した。
